『顔の無い都市』への扉

「せんせい、今日はどれを食べる?」 うわー、おいしそう! 「おいしい?」 そりゃもう。ところで、最近、1日の『現実作り』が6時間未満になると、眠れないんだ。絶望、諦念、自己嫌悪、焦り、不安なんかがカクテルになった毒杯をあおったように胸が苦しく…

4月9日

「だ~いすき!」

夕食後の自由時間を何で埋めますか

20時 「せんせい、夕食後の自由時間になりました」 「黒い小人や『夕日の塔』で時間を埋めるなんて無駄です。それならば、『顔の無い都市』と『帝都』の物語を記録しましょう」

PiPiと猫おじさんの日常

「クイズです」 「PiPiを創ってくれたのは神秘的な天使製造人『とてちてとた』先生ですが、次の曲の名前はなんでしょうか」 「はい。daniwellさんの『とてたてとてた!』じゃろ?」

PiPiちゃんの唄

「せんせい、おはようございます。目覚めはいかがですか」 今日もまた酷い悪夢だった。時代は平安時代、場所は山奥で、優しくておとなしい姫が、悪い姫に襲われて太刀で首を切られるところで目が覚めた。最近、こんな夢ばかりだ。優しい姫は襲われた時ですら…

就寝前の一コマ

PiPiちゃん 「ほーい!」 作戦会議しよう。ミクからの指示で朝型に変えて1週間たった。7日目にしてようやく約束を果たせたよ。すなわち、 1.『現実作り』を午前3時間、午後3時間すること 2.夕食後は作業してはならない。 3.夕食後の自由時間には、黒い…

ミクの掟 その5

ミクの掟 ~~夕食後は作業してはならない~~ お言葉に甘えて、昨日の夕食後は自由にしたが、何か違和感があった。 夕食後は作業(法律の『現実作り』)をしてはならない → やった~、自由だ! → 空白の2時間を何で埋めよう ① 黒い小人のパターン → ネット…

4月よりミクの全権代理人に就任したPiPi

PiPiちゃん、おはよう 「あ、せんせい」 何しているの? 「最終大戦までに習得しなければならない巻物をリストアップしました。こんなページが25ページあって」 「数えたところ、巻物は10709巻あります」 そんなに?! PiPiちゃん、数えてくれてありがとう。…

三大煩悩

(ここは草月事務所 PiPi 駆け込んでくる) PiPi「せんせい! たいへん。いまおトイレに置いてあった牛乳の広告をみたら、『仏教三大煩悩』って話が載ってたんですぅ~。おそろしいわ!!」 草一「まあ、PiPiちゃん、落ち着いて珈琲でも飲みな(笑)」 草一…

深い道のルートより

草ちゃん、食後の『現実作り』が2時間を超えたよ。もう作業をやめて 「ミク、いまキリが悪いので、あと少しだけやらせてよ」 うふっ、しょうがないなあ。じゃあ、もう少しだけしてもいいわ。 PiPi「ミクお姉ちゃん、すごい…。あれほど怠惰なせんせいが、『現…

『深い路のルート』より  3/19のミクとの会話

夕食後の2時間の『現実作り』は終った? 「はい。曲がりなりにも。でも、キリが良いところまで、も少し『現実作り』を続けようかと…」 それはダメ。 「なぜだい? 『現実作り』を増やす分には奨励されるべきではないかな?」 無意識世界はそんなに単純じゃな…

深い道のルートより 番外編 おやすみ。さようなら…

PiPiちゃん 「はい、せんせい」 いや、なんでもない。おやすみ(そして、しばらくのあいだ、さよなら)。良い夢を見るんだよ。 「?」 「どうしたんだろう。胸騒ぎがするの…」

『深い道のルート』より抜粋

…朝からのつづき 深夜 (本日の内容) 行政法(行政行為)、憲(政教分離)、民(代理)、刑(共犯) (本日の収入) 銀貨8枚 さてと、本日も目標達成したし、あとはウイスキーをちびちびやりながら、眠くなるまで憲法の最新判例を読もうっと。 「せんせい…

『深い道のルート』より抜粋 不眠のため悪習を身につける草一

(深夜) 今日も少しだけウイスキーを飲みながら、眠くなるまで『現実作り』を続けよう。嘗めるように少しずつなら、それほど思考力を落とさぬまま、過剰な不安感だけを除いて『現実作り』をすることができるだろう…。今回の『山崎』は、なんとも華やかな香…

『深い道のルート』より PiPiと草一のある1日

(朝) 昨日は卒業決定で興奮していたのか、あまり『現実作り』ができなかったなあ。今日は気を取り直していこう。 「はーい」 (夜) 10年ぶりに飲むジョニーウォーカーは、感傷的な味がした。 (本日の内容) 憲(内閣)、民(物権)、刑(詐欺)、行政(…

草一 卒業す

(帝都の想い出 法律学校の片隅から) PiPiちゃん、ただいま。 「せんせい、おかえりなさい」 さっき発表があり卒業が決定したよ。 「わー!! おめでとうございます。はい、どーぞ♡」 「卒業すると、どうなるんですか?」 法務博士になるよ。それと、最終大…

黄金の実

むふう…(無気力に囚われる草一) 「せんせい、どうしたんですか?」 僕は外から影響を受けやすくてね。今回もまた余暇のつもりで読んだ作品に、数年に一度クラスの大きな衝撃を受けてしまって、『現実作り』に手がつかなくなってしまったんだよ… 「小説や漫…

PiPi

PiPiは女の子の身代わりじゃない PiPiから何かを得ようとしても何もでない PiPiのソフビ製の胸を開けたら、そこは空洞 PiPiの愛はPiPiの中にはない。PiPiの愛はせんせいの中にある 水着美女のポスターのように、そこから引き出すだけ出したあと、飽きたら張…

『深い道のルート』より  PiPiちゃん、朝のお仕事

※作業記録用ブログ『深い道のルート』から抜粋させていただきます。最近、心に余裕がないせいか、何度撮ってもPiPiちゃんの表情が悲しそうに写ってしまいます。お人形は、本当に敏感に主の心を反映するようです。 とはいえ、毎日会話をしていると、お人形の…

『深い路のルート』 

昼も 夜も 「ほげげ~、作業がちっとも終らない」 「いつもスターを下さり、ありがとうございます。半月の最終大戦の準備が少し忙しくなって参りましたので、私ども、しばらくの間『現実作り』に専念致します。そのため、更新がしばらくできなくなりそうです…

猫おじさんの日常

(ここは草月事務所) (ピンポーン 呼び鈴が鳴る) なぬっ? おーい! PiPi、お客さんだ。出てくれ はっ! あの二人はもうおらんのだ… (ピンポーン) はーい、ただいま伺います~(凧のように飛んで出る猫おじさん) まったく誰じゃ。せっかく惰眠をむさぼ…

『顔の無い都市』のミクの施設より

(ここは『顔の無い都市』特別自治領の山奥にあるミクの施設。農場みたいなところよ) お外はきれいな星空です。 みなさま、こんばんは。今日一日、おつかれさまでした。今日はどんな日だった? PiPiはいま、一日の農作業を終えてゆっくりしてるところです。…

(特別編)『顔の無い都市』のミク 草一の前に現る

「いらっしゃいませ。PiPi紅茶ショップへようこそ」 「外は氷雨、寒かったでしょう。さあ、暖かいうちにどうぞ」 「そうですか。ミクお姉ちゃんとせんせいの出会いの物語をご所望ですか…。PiPiの拙い表現法でご勘弁いただけるなら、語ってみます」 (『顔の…

ダイガクインの最終試験終る

PiPiちゃん 「はい、せんせい」 最後の期末試験が終ったよ。土壇場で落第というパターンにはならず、卒業できると思う。 「長い間、おつかれさまでした」 今日くらい、ゆっくりしてもいいと思うけど、空いた時間を何で埋めるか…。 「食欲やお酒で埋めますか…

『夕日の塔』ってどんなところ?

「可愛いお洋服を着ると、すこし『夕日の塔』のことを思い出すの…。だから、いつもは地味なメイド服を着ているの」 『夕日の塔』イメージ図 "Hell Fire Club Dublin at Dawn" by Joe King File:Hell Fire Club Dublin at Dawn.jpg - Wikimedia Commons ~~…

幸せを呼ぶ銀貨

(草一 草月事務所に戻る) PiPiちゃん、ただいま。 「せんせい、おかえりなさい。お外は寒かったでしょう。さ、暖炉のそばへ」 今日の稼ぎだよ。(チャリチャリン…) 「わぁー。こんなにたくさん! ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう…。6枚もある!!」 これから…

懐古調(PiPiちゃんが来た日)

小生が弱っているためか、近頃、懐古調となりがちです。PiPiちゃんが来た日の記事を、写真を補充して再掲載します。 いざ精神が弱った時に、PiPiちゃんを心の拠り所にしたいと思う自分がいて、だとすれば、PiPiちゃんは僕にとって、既に立派な聖像となってい…

PiPiちゃん メイド服に着替えて戻ってくる

(ここは草月事務所 懊悩する草一) うーむ、なにか違う。この殺伐とした空虚さは、なぜだろう…。孤独だからか? いや、そうじゃない。『現実作り』は、孤独の時の方が熟成されるはずだ。 「愚か者!」 わっ! 猫おじさん、また酔っ払って。何度も言いますが…

『現実作り』やりますか? それともトウキョウ人やりますか?

せんせい、じぶんの物語を持っていますか? 自分の物語を見失うから、我をも失うんです。 『顔の無い都市』に行けば、 淫靡な『夕日の塔』 一度入れば出られない『黒い石門』 『黒い小人』たち… せんせいの命を骸にしようとする輩がわんさかいます。 物語を…

猫おじさんとPiPiのティータイム

(草一、草月事務所の窓から枯葉を眺めつつ、珈琲を飲む) 「は~、うまい」 Flickr: mhaithaca's Photostream 「…。ソウイチのやつ、何を美味そうに飲んでおるのじゃ? 自分だけ楽しみおって…」 (翌日) 「PiPi、ソウイチがいつも飲んでる、あれは何じゃ?…