ある週末の『現実作り』の記録

(朝10時)

「せんせい、土曜日なので、ゆっくり『現実作り』しましょう。

午前:2

午後:3.5

夜:2.5

それでも結構厳しいです。PiPiとの約束、まもってね。でなきゃ…」

 

おっと、またすねてお顔を見せてくれないっていうんだろう? 

 

 

 

(15時半追加分)

(追い込まれる草一)

むむ、途中でウトウトしてしまったのが失敗だった。あと3時間で3時間の『現実作り』か。厳しいな。

 

「せんせい」

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「せんせい、落ち着いて。

ゆっくり、目の前の頁だけを

淡々とめくっていきましょう」

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(23時半追加分)

予定時間になったが、あと1時間半分の『現実作り』が残っている...。終るだろうか。

 

(不安そうなPiPi)

「せんせい、どうする…?」

あと90分くらいなら、深夜1時までがんばってやっちゃうよ。それで約束は完成だ。

 

「はーい! それじゃあ、PiPiは応援の歌を歌うね」

あれ? PiPiちゃん歌なんて歌えるの? 僕はPiPiちゃんの声さえ聴いたことないよ?

「もちろん、わたしは『顔の無い都市』の存在だから、トウキョウで声は出せません。だから、初音ミクちゃんの声を借りるね」

 

(そう言うと、PiPiは歌いはじめた)


初音ミク バッハのデュエット BACH cantata BWV78 ARIA DUETTO - YouTube

 

 

 

 

 

 

(25時追加分)

PiPiちゃん

「むにゃ、むにゃ…」

ふふ、夢を見てるんだね。約束は果たしたよ。おやすみ~

 

 (PiPiの夢)

「せんせい 、PiPi大人になったよ…」

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