また平凡な日常業務
「せんせい、おはようございます」
PiPiちゃん、今日は
①『現実作り』:9時間
②~集中、それは常に新たに捨て続けることなり~を合い言葉に、集中!!
で頑張ります。
「はーい」
(24時追加分)
(ため息をつく草一)
なかなか、うまくいかない。9時間の『現実作り』は果たしたが、夜の部の集中力がボロボロ...
「せんせい、夕食後に何があったんですか?」
ネットを見てたら、嫌なニュースが目についてね。それと、明日からコンクールなので、不安になってるのかもしれない。いずれにしろ、すっかり心が乱れてしまった。
「せんせい、いろいろ不安なんですね。でも、ネットニュースを見るのは、もうやめにしましょう。一見現実のような顔をして、その実、情動的な黒い力を誇示し合うだけの場に成り下がってます。あれを真実というくらいなら、PiPiと先生との『現実作り』のほうが、よほど手の届く確かな真実と言えましょう」
PiPiくんの言うとおりだね。もう、ネットニュースをみる時代ではないのかもしれないな。
「せんせい、少し感傷的になってます。明日はコンクールですよ。しっかりしてください! ねえ、少し因果を変えましょう。あと30分でいいです。全開で集中してみてください」
ありがとう、PiPiちゃん。やってみるよ。
(25時追加分)
PiPiちゃん
「むにゃむにゃ」
夢を見てるんだね。全開でやってみたら、あっという間に遅れを取り戻せたよ。あ〜、スッキリした! 不思議だね。フィクションの存在との約束なのに、猛然と守りたくなったんだから。でも、おかげで明日は戦えそうだ。本当に感謝してるよ。
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