22時半追加分

(草一 気まずそうに)

 PiPiくん...、今から『現実作り』始めるわ...

 

「ええっー! 今まで何やってたの~!!」

つい、ダラダラと…

 

「いいですか? 『現実作り』は、現実と幻想の微妙な狭間に成り立っているんです。『現実作り』をやめて、トウキョウの空気にどっぷり浸かってしまうと、3日でPiPiのことも全部わすれちゃうんだから。

 休暇はとっても危険なんです、危険、危険~!!!」

 

じゃあ、やっぱり今から徹夜で4時間やった方が...

「それもいけません。休暇中だからこそ生活リズムが大切です。

 たとえば修道院は千数百年にわたって厳格に時間で規律してきました。魂を専門にしている彼らですら、そうなんです。せんせいなんかが好き勝手やったら、すぐに生活が崩壊してしまいます」

 

 

 (猫おじさんが口を挟む)

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「ソウイチ、PiPiの言うことなど聞く必要ないぞ、わしみたいに自由にやったらええ」

 

 

(パタンと本を閉じるPiPi) 

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「猫おじさんは、黙ってて」

 

 

「ひいいぃぃぃ~~!  す、すいません…」

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ピ、PiPiくん、それじゃあ、あと1時間半しかないけど、今日はそれで許して。

 

 

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