夜空に願いを
(草一の失踪をよいことに、事務所に入り浸る猫おじさん)
「ソウイチがおらんと気が楽じゃ。PiPiには悪いが、いっそこのまま帰ってこんでもよいかもな」
「猫おじさん、残念でした~。せんせいは、もうすぐ帰って来るよ」
「なぜ分かる?」
「だって、毎日、PiPiの中に新たな存在の力が湧いて来るんだもん。これは、せんせいが何処かで『現実作り』を成功させている証しよ」
「それに書置きには、『現実作り』がしっかり出来るようになったら帰るって。だから、もうすぐよ。最後までうまく行けばいいなあ...」
「PiPiのやつ、力をつけてきおったな」