作戦会議
(23時 草月事務所)
ふうっ、今日の『現実作り』4時間終了。このペースだと、朝4時までかかってしまうか...。PiPiちゃんを早く寝かせてやりたいんだけどなあ。
「せんせい、1週間後の模擬試合の準備ですが、どうしましょう」
「実戦訓練用の書物を地下室から出してきました。青の書、緑の書、赤の書があります」
「せんせい、わざわざ『魔』を付けなくても...」
ピクッ。PiPiちゃん、半空想キャラクターらしくない言い方だね。『魔』はPiPiちゃんが思っている以上に重要なんだよ? これを付けないと、『現実作り』があまりにも殺伐としてしまうじゃない?
「なるほど! では、せんせい。お夜食の魔ラーメンを...」
おっと、そいつはいけない。まずは魔マラソンが先だ。あれ?! その魔ラーメン、いましゃべったよ?
「もう、せんせい! 『魔』を付けたからって、物がしゃべるわけないじゃないですか、フフフ」
そりゃそうだ。ところで、模擬試合の準備だけど、1週間で3つの山全部やるのは不可能だから、どれか一つに絞ろう。
得意な青の書は今回はやらず、最も不得意な緑の書だけにしよう。1週間、魔刑法祭りだ!
「はーい」
それにしても、PiPiちゃんのお友達のふくろう君、どこへ行ったんだろうね。彼が居てくれないと調子でないんだよなあ。
「深夜の森へお散歩かしら...。夜の子だもんね。せんせいのためにも、早く戻って来てほしいわ」
「く、苦しい...」(間食欲の圧力に押しつぶされそうな学問の象徴たる梟)
※『現実作り』(9月14日分):8時間 総計421時間 借金-23時間
推移:8.5 ⇒ 3 ⇒ 8 ⇒ 6 ⇒ 6 ⇒ 8