恢復、再開

PiPiちゃん、おはよう。長い間、心配かけたね。

「せんせい、もうお加減はいいんですか？」

おかげさまでね。心配してくれて、ありがとう。原因不明の風邪で、昨日まで座ってることすらできなかったんだけど、今日は座れるまでに回復したよ。

「そうですか。もう、いいんですか...。それじゃあ、言わせてもらいますが」

「せんせい、もっとご自分の体調管理をしっかりしてくださらないと困ります！　草月事務所は、せんせいだけのものじゃないんです。せんせいが倒れたら、従業員（PiPi、猫おじさん）の生活はどうなるんですか。事務所を持つからには、所長が無謀な徹夜で体調を崩すなんてもってのほかです！！」

（その頃、猫おじさんは）

PiPiちゃん、すまない...。今後は、所長としての自覚を...

うん？

「抱っこ」

あれれ、今度は甘えん坊さんだね。

「せんせいの居ない間に、PiPiの存在の力が弱くなってしまいました。『現実作り』の生活を再開したら、小さな約束（作業中は間食しない、ネットをみない等々）をたくさん守って、PiPiに食事を取らせてくださいね」

うんうん。PiPiちゃんと約束しては守る、その単純な繰り返しが『現実作り』の巡礼路。今日からまた、単純だけど困難な巡礼の道を歩いて行こう。

「（ふふっ、少し怒っちゃったけど、PiPiは、せんせいと『現実作り』の巡礼路を再び歩けることが、何よりうれしいのです）」

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