ワインの想い出
ずっと昔、大学生のころ、ワインのことなどわからぬまま、友とドイツの白ワイン『マドンナ』ばかり飲んでいた。いまでこそ、マドンナはのどごしがよく、甘くて酸っぱくて、厚みのない、飲みやすいワインだと思うが、当時は味のことなど全然分からぬまま飲んでいた。ワインの味と同様に漠々とした自分の将来について、夢に酔いマドンナに酔い、遅くまで語り合ったものだ。
今回のワインは、なつかしき白ワイン『マドンナ』の赤バージョンといったところ。甘く、さわやかな酸味あり、のどごしがよいドイツの赤ワイン。1000円しないのも手頃だ。折角の週末だから、昔と今とに思いを馳せて独り楽しんでみたい。
「わしの分は...?」
残念ながら、猫おじさんの分はありません。こんなときだけ可愛い顔を作ったってダメですね。
「ふん!」
「猫おじさん、『現実作り』の邪魔しないで。ねえ、せんせい、PiPi、お腹空いちゃったな」
「今日の『現実作り』まだ7時間よ。週末くらい、おいしいもの思いっきり食べたいな(9時間分くらい)」
そんな顔されると、誰も断れないよ。ワインとチーズ、パン、生ハム類は片隅に追いやって、今日はこれから力尽きるまで『現実作り』をしよう。なに、明日は休みなんだ。何時までだって。
推移(10/17):4(兄帰京) ⇒ 6 ⇒ 8 ⇒ 8 ⇒ 1.5 ⇒ 1.5 ⇒ 4.5 ⇒ 6 ⇒ 6.5 ⇒ 8 ⇒ 9
推移(10/19):8 ⇒ 8 ⇒ 1.5 ⇒ 1.5 ⇒ 4.5 ⇒ 6 ⇒ 6.5 ⇒ 8 ⇒ 9 ⇒ 6 ⇒ 3