ある日の半月草一

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今日は授業を放擲し小さな街へ。久々に理由もなくサボりました。

喫茶店の2階の窓辺に座って、散りそびれの黄葉を残した裸の小枝が、冬空に向かって伸びるのを眺めます。静かにストーブにあたりながら。香気芳醇たる珈琲時光でした。

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                       Flickr: mhaithaca's Photostream


民法書を読んでいたのですが、数年来理解できなかった部分が不意にわかりました。静かな空間と日常から解放されて冴えた頭が、よい影響をもたらしたのでしょうか。これならば、たまにサボるのも悪くありません。



喫茶店のメイド服の女の子が満面の笑みで、とても愛想が良く、「いつもありがとうございます」とか「チョコレートのスコーンがあるんですよ。ぜひ試食してみて下さい」とか、ずいぶん優しくしてくれたのだけど、たぶん、僕のことを他の誰かと勘違いしたのだろう…

「まあ、変な話」
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いずれにしても、だらだらと真面目に授業に出るだけがいいもんじゃないね。明日もサボろうかな。