鉄は熱いうちに打て

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PiPiちゃん、今日の『現実作り』は無事終わったよ。

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「おつかれさまです。はい、お夜食用のスプーン」

 

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「ところで、せんせい。最近、シナリオゲームに関する情熱はどうですか?」

 

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続いてるよ。やって楽しんだり、業界の資料を調べたりしている。

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失敗しようがどうしようが、もはや関係ない。

 

ただ…、気をつけなければならないのは、黒い小人達だ。

黒い小人達は目に見えないところでコソコソ活動して、知らないうちに日常生活を蝕んで腐らせてしまう。現代社会ではネットやメディアに入り込んで、噂などを撒きつつ黒い因果を吐く。

 

あれは、情熱の炎も消してしまうんだ…。『夕日の塔』は個人的な欲望、黒い小人達は個人または社会の不安とか恐怖を司る。

 

僕は、この年まで、あっちフラフラ、こっちフラフラと、『夕日の塔』や黒い小人達に翻弄されてきたけれど、

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今後、本気で何かを成し遂げたければ、絶対に黒い小人に耳を貸してはならない。そう絶対に。ダメといったら、ほんとにダメなんだ。PiPiちゃん、白い因果を司る存在として助けて欲しい。

 

さもなければ、死ぬ時は黒い小人の墓地に入ることになるかもね。

 

 

「うふふっ。いいですよ~。でも、いまのせんせいは、ちょっと酔っ払いすぎかもね」

 

 

 

 

 

 

「ソウイチよ…。PiPiに白い因果を吹き込むのは、他ならぬお前なのじゃよ。もしいつまでも黒い小人の巣窟を突破できないなら、PiPiは黒い小人に喰われちまう…」

「気づいた頃には、ソフビの小さな胸は、黒い小人に埋め尽くされておるじゃろうよ…」