2017-01-21 新たな三ツ星ジュレ現る 猫おじさんの困惑 「あら、忘れてた。猫おじさんのエサの時間だわ」 「もう昼休みは来とるんだ。はやく、三ツ星ジュレを用意せんか!」 「PiPiも忙しいんだからね」 「あ、すいません」 「えーと、三ツ星ジュレね」 「なぬっ! こ、これは…」 「わし、……か?」 この時、はじめて、猫おじさんの頭に疑問が生まれた。毎日食べている『三ツ星ジュレ』とは果たして何なのか。世界規模の販売戦略に巻き込まれ、時代に翻弄される猫の哀しみとは。そして、自分は一体何者なんだろう、と。