猫おじさんの日常
(ここは草月事務所)
(ピンポーン 呼び鈴が鳴る)
なぬっ?
おーい! PiPi、お客さんだ。出てくれ
はっ! あの二人はもうおらんのだ…
(ピンポーン)
はーい、ただいま伺います~(凧のように飛んで出る猫おじさん)
まったく誰じゃ。せっかく惰眠をむさぼっておったのに…
はーい、どなた?
「こんばんは…。うふふっ、ひょっとして、猫おじさまのお昼寝の邪魔をしてしまいましたか?」
はうっ♡ こ、これは…お隣のお姉さん
そ、そんなことありませんよ。ボクは、いつも処理すべき仕事に追われておりますから。
「まあ、猫おじさま。人様のために身を粉にして、素敵ですわ」
うにょ~!
それが仕事というものです
「こちらのイラストを草月先生にお渡しください」
(シンシア様(id:cynthia1) いつもとても可愛いイラストを頂戴し、ありがとうございます!!)
「『顔の無い都市』と『帝都』の物語の挿絵ですの。暗黒の街に白い粉雪が降る。『顔の無い都市』のミクの初登場のシーンですわ」
これはこれは、いつも可愛いイラストを頂戴し、感謝の言葉もありません。ありがとうございます。さっそく、2月1日のブログの挿絵を差し替えておきます。
「それでは、また…」(隣のお姉さん 去る)
おや? 郵便受けに1枚の絵葉書が来てるぞ
あ、これは!
『顔の無い都市』のPiPiからだ。(SnowyYuki様(id:Snowowl)こんなにも素敵なPiPiちゃんのイラストを頂戴し、ありがとうございます!!)
「猫おじさん、まじめにお留守番していますか? 昼寝ばかりしちゃ、だめよ。PiPiはいま、『顔の無い都市』のミクお姉ちゃんの施設で、せんせいの『現実作り』につきそっています。せんせいは森の一軒小屋にこもりっきりで、PiPiは昼間は農作業をしています。一日の作業が終ってきれいな星空を眺めるとき、トウキョウの草月事務所の生活が懐かしくなります」
「PiPiは元気にやっています。猫おじさんも、もうしばらく一人で辛抱して、よくお留守番しててね。貯めた銀貨で、たーくさん三つ星ジュレを買って帰ります。それじゃあね! PiPi」