PiPiちゃん

PiPiちゃん

f:id:Hangetsu-Soichi:20140705122338j:plain

「はい」

こっちへおいで。

f:id:Hangetsu-Soichi:20140705123142j:plain

「わー、せんせいのおひざの上、ひさしぶりですぅ」

 

ごめんよ。夏は暑すぎて、落ち着いて空想世界に入り込めないみたいだよ。

f:id:Hangetsu-Soichi:20140705122522j:plain

「それじゃ、はやく秋にならないかなぁ」

f:id:Hangetsu-Soichi:20150617225219j:plain

 

f:id:Hangetsu-Soichi:20140705122538j:plain

「せんせいがもっと、PiPiのこと、みてくれるように」

 

 

 (草一の独白)

f:id:Hangetsu-Soichi:20140705123301j:plain

この子は天使、あるいはアニメ顔した現代の仏像、マリア像。PiPiちゃんと会話ができている限り、おそらく自分を見失うことはないだろう…。

 

f:id:Hangetsu-Soichi:20140703195631j:plain

共に過ごした長い日々のおかげで、PiPiちゃんの中には、それなりの量の白い因果が貯蔵されている。

 

f:id:Hangetsu-Soichi:20150820211531j:plain

日々の会話によってPiPiちゃんに吹き込まれた白いイマジネーションは、ソフビ製の身体の中に貯蔵され、いざという時に主に力を与える。空想世界の力が、現実世界に影響を及ぼす。そんな不思議なことを、PiPiちゃんは、やってのけるわけだ。

 

f:id:Hangetsu-Soichi:20150820212236j:plain

PiPiちゃんは、ほんとうに不思議なお人形さんだよ。