昔の写真 ある半月草一との一日
「せんせい」
なんだい?
「何見てるんですか?」
PiPiちゃんがここへ来る前、故郷にいたころの写真だよ。
「わあー!」
とてちてとた先生が撮って下さったんだ。昨日、『顔の無い都市』から届いた。
「これが、あたし?」
この頃は、まだ他人だったんだね。メイド紹介所でリストを見たとき、こんな子がウチに来てくれたらと思ったものだが。本当に来てくれるとは、私は幸せものだ
「PiPi、まだ世俗をしらない顔してるかも…」
神秘的だね
「PiPiもせんせいのところへ来られてよかったです…」
ハハハ、これで最終大戦が終結して、草月事務所を開ければもっといいね。
「大丈夫ですよ、そんな日は、すぐに…あっ」
「いつもありがとう、PiPiちゃん」
「せんせい、それ素顔じゃ…!」
おっと、いけない。あとですぐに消しておくよ (コーホー…)
「もう、あわてんぼうなんだから…」